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体内で脳脊髄液が漏れる脳脊髄液減少症という病気があります。鎮痛薬の効きにくい頑固な頭痛が続き、勉学や仕事に大きな支障が生じます。この病気には、体の姿勢によって頭痛の程度が変化します。数時間の立ち仕事をしたり、長時間座っていると頭痛が悪化します。一方、横になって寝ていると頭痛が軽くなるのが特徴です。
転倒・転落事故、スポーツ外傷、交通事故などが原因となりますが、原因不明の場合も少なくありません。MRICTに加えて、脳槽シンチグラフィーという検査を行い、脳脊髄液の漏れを検出します。
この病気の治療法として、硬膜外自家血注入療法(別名:ブラッドパッチ療法)という方法があります。患者さん自身の血液を
15-20mlほど採血して、脳脊髄液が漏れている部分に注入する方法です。
この治療法は保険適用外の特殊な治療法です。したがって今までは、検査や入院費用、治療費用などを含めて、全額、患者さんの自己負担で実施している病院が少なくありませんでした。
しかし
H24年7月に、厚生労働省の定める基準に合致した医療機関であることを条件に「全額自己負担」をしないで済む治療法として認められました。これを先進医療といいます。

すなわち、下記の@+Aのような医療費の算定となります。

@ブラッドパッチ療法については、あらかじめ定めた金額の医療費を請求できる
 (当院の場合は、1回につき22,400円)

A検査や入院費用については通常の保険診療となる。

 H24年10月より、当院もこの先進医療が実施できる病院として認定されました。
ただ、この制度を使うには、厚生労働省の画像診断基準に基づいた検査で、確実に髄液漏れがあることを証明する必要があります。少なくとも1週間程度の入院を要します。

この病気が疑われる患者さんについては、脳神経外科で診察しております。予約が必要ですので、あらかじめご連絡ください。



【連絡先】
 荒尾市民病院 脳神経外科
 TEL[代表]:0968-63-1115