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病理検査部門


 健康上何らかの変調を感じ病院受診を考えられる時、一番心配されるのは『自分は癌ではないだろうか?』ということではないでしょうか。
 私達、病理診断科・病理検査室では専門の臨床病理医・細胞検査士が日々次のような仕事を行っています。

1. 病理組織学的検査

 具体的な事になりますが、胃の調子が悪いと感じ受診されると医師の診察や検査を受けることになります。特にこの場合は胃カメラ(内視鏡)が必要になる可能性があるでしょう。良性の胃潰瘍なのか悪性の胃癌なのか判別しなければなりません。つまり潰瘍と癌では治療・生命予後が大きく異なります。
 胃粘膜に限らず、大腸・肺・腎臓・肝臓などからごく小さい組織片(1mm〜5mm以下)を採取(生検バイオプシ-・biopsy)します。この小さい組織を臨床検査技師が組織標本(プレパラ−ト標本)にし、臨床病理医が最終診断とも呼べる「病理診断」をします。正確な診断により投薬で済むこともありますが、結果次第では手術になる事もあります。いずれにしても患者さんにとって最善の治療を選択することが可能になります。

2. 術中迅速診断

 手術の必要性が生じた時、手術前に病変の範囲やリンパ節への転移などを画像診断などで確認し、手術中に実際の病変組織の一部を病理検査室で凍結し組織標本を作成、臨床病理医が顕微鏡で診断します。悪性病変の遺存の有無・転移などを判定します。この間約15〜20分で手術室に報告出来ます。この報告によって術式が決定・変更されながら最善・最適な手術を受けられます。また手術前にどうしても良・悪性の区別がつかない時にも術中迅速が行われる場合があります。

3. 細胞診

 女性の方はご存知でしょうが、子宮癌検診で行われています。身体のいろいろな部位のガン細胞などを見つけ出す検査です。組織学的検査との違いは検体採取の際、患者さんに侵襲・苦痛が少なく反復検査が行え、そのため検診にも用いられます。検査材料として、婦人科材料(子宮膣部・体部)、呼吸器材料(喀痰・気管支鏡施行時の擦過物など)、泌尿器科材料(尿など)、体腔液(胸水・腹水・心嚢液など)、穿刺液(乳腺・甲状腺など)があります。

4. 病理解剖

 不幸にして永眠された患者さん(故人)および遺族の方々の自発的意思によってのみ行われます。病気の性質・進展・診断の正確性・治療効果の判定などの評価がなされ、主治医・関連医師・看護師・技師を交え症例ごとに討論(CPC)を行い、今後のより良い医療の質の向上に寄与します。