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発声補助装置の開発








臨床工学科

発音補助装置の開発
人工呼吸器連動式 発音補助装置を開発
臨床工学技士  田上 宏俊  


「しゃべるのってたのしい」(装置装着後に話した、患者様ご本人の言葉)
きっかけは…

 人の意思伝達法に言葉は最も大きな効果をもっていると思います。
 病気や障害などでやむなく人工呼吸器を装着すると、呼気が声帯を通過しないため声を出すことができなくなります。したがいまして、安静、療養を目指している患者さんにとって、しゃべれない、声が出ないと言うことは、大変なストレスが生じることとなります。
 本装置では、この弁の原理を応用して、人工呼吸器の動作に影響がなく、生理的に近い状態で発声することができることとなります。

装置の概要

 人工呼吸器の基本動作は、呼気弁という弁の開閉によって人工呼吸を行っています。

 本装置では、この弁の原理を応用して、人工呼吸器の動作に影響がなく、生理的に近い状態で発声することができることとなります。

装置の特徴

(1)呼吸生理に近い状態で会話ができるようになります。
(2)人工呼吸器の換気(呼吸)に殆ど影響しません。
(3)従来の発声方法より合併症、危険性が少なく安全であります。
(4)自発呼吸が全くできない患者にも装着ができます。


特許証

 特許第4116069号
 発明の名称:発声補助装置
 特許権者 :荒尾市
 発明者  :田上 宏俊

最後に

 今回、このような特徴をもつ装置の開発、発声に至るまでには時間を必要としましたが、なんとか、人工呼吸器には影響がなく、生理的呼吸に近い状態で会話ができる装置の開発に成功いたしました。今後、この装置を必要とされる患者さんがいらっしゃいましたら、お役に立てることと思います。

 但し、装置の開発には成功いたしましたが、製品化までにはまだ至っておりません。現在、当院では全力を上げて製品化に向けて努力しているところでございます。

 ご迷惑をおかけしておりますが、宜しくお願いいたします。