今まで“臨床腹部エコー検査”としてご紹介していましたが、この5月より中央エコー室(南外来棟2階37番)と名称が変わりましたのでお知らせします。これまでは、臨床腹部エコーと臨床頸部血管エコー検査を主に検査していましたが近年、エコノミークラス症候群に代表される深部静脈血栓による肺塞栓症が注目され、盛んに深部静脈血栓症(DVT)エコー検査が行なわれるようになってきています。当院でも長期臥床患者や手術前の検索にDVTエコーを始めるようになりました。また、外科外来で行なわれている乳腺・甲状腺エコーも患者さんの待ち時間の緩和と先生方の午後の手術に対応する為、スクリーニング検査は中央エコー室で行なうようになりました。これらの検査が増えた事により、患者様の案内表示に不具合が生じたため変更させて頂きました。中央エコー室での検査は、臨床腹部エコー,臨床頸部血管エコー,DVTエコー,乳・甲状腺エコー,表在(リンパ節や皮下腫瘤など)エコーです。これらの検査を受けられる場合は、中央エコー室へお越しください。尚、心臓エコー検査は、1階19番循環器外来の隣です。
臨床腹部エコー検査は、患者様が腹痛,体重減少,食欲不振,吐気など様々な症状で受診される時、第1選択肢の検査として行われます。また、各種肝炎の定期検診,胆石の有無,胆嚢ポリープの定期フォロー,腫瘍の有無,転移有無,など患者様の病態に応じて施行されます。当臨床腹部エコーでは、医師の依頼部位は勿論のこと、各上腹部臓器の他、胃,大腸小腸などの消化管、前立腺,子宮,膀胱まで腹部全領域を充分な時間を掛け(患者様の苦痛にならない範囲で)、見落としのないよう真摯に検査しております。通常は、予約制ですが当日の依頼も常時受付けています。但し、当日の場合は、お待ち頂くことも御座いますのでご了承ください。上述の検査の種類が増えた事により、検査の順番が検査部位の違いにより前後する場合が御座いますので予めご了承ください。ご不明な点など御座いましたら、受付にお気軽にお尋ねください。
現在は、医師3名(腹部,頸部血管)、臨床検査技師6名(乳腺は女性3名)が曜日毎に担当しています。認定技師2名、10年以上のベテラン技師3名。
使用機種:東芝パワービジョン・コアビジョン2機種