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健康づくり

花粉症とその対策

花粉症は、樹木や草花の花粉によって起こるアレルギー性の病気です。樹木や草花の花粉が飛ぶ季節に、花粉が目や鼻の粘膜に付着することで症状が現れます。
原因となる植物は、スギ、ヒノキ、ブタクサなど様々で、その数は50種以上にのぼるといわれます。
2月頃からはスギの花粉の飛散が本格化します。花粉症の症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目・のど・顔や首の皮膚のかゆみなど「首から上」の症状が主ですが、集中力の低下、だるい、熱っぽい、イライラするなどの全身症状をともなうこともあります。
花粉症の症状を防ぐポイントは、アレルゲンである花粉への接触を避けることにあります日常生活では次のような点に気をつけましょう。

・花粉を吸い込まないことが基本!
花粉の飛散する時期はなるべく外出を控える。特に風の強い晴れた日や昼前から午後3時頃までは花粉の飛ぶピークで、なるべく外出しないようにする。もし外出するなら、プロテクター付のメガネやゴーグル、マスク、スカーフ、帽子を着用する。

・服は、花粉がつきにくいスべスべした素材のものを選ぶ。髪をコンパクトにまとめ、花粉が髪につかないようにする。
帰宅したら、家に入る前に玄関先で衣服や髪、持ち物についた花粉をはらい、家に花粉を持ち込まないようにする。

・次に花粉を家の中に入れないことが大切!窓を開けっ放しにしない。換気をするなら、花粉の飛ぶ・最が少ない夜間か早朝にしましょう。フィルター付の空気清浄機で、花粉をシャッタアウトして、室内の空気をきれいにしましょう。

・床・ソファー・カーテンなどは、掃除機で花粉を吸い取り、仕上げにぬれ雑巾で、取り残した花粉をふき取ってください。
じゅうたんは、室内に舞い込んできた花粉が付着しやすいだけでなく、花粉症を悪化させるカビやダニの温床もなりやすいので敷かないほうがよい。

・洗濯物は、1掛1枚、しっかり花粉をはらい落とす。布団は、まず十分にたたいて花粉を落とし、取り込んだ後、さちに掃除機をかければ安心です。

治療については、抗ヒスタミン、抗アレルギー剤などの内服や点鼻が中心となります。
花粉綻については、発症前投与によりピーク時の症状をさらに押さえる効果があります。
スギ花粉症の方でしたら、症状が出だす2週間程前(1月初~中旬)に耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめします。

最後に日常生活で次のようなことを心がけましょう。
・疲労は自律神経を過敏にし、アレルギー反応を起こしやすくします。十分に睡眠をとり、疲れたからだを癒(いや)しましょう。
・精神的なストレスは自律神経を刺激し、症状を悪化させます。運動などで気分転換をしてみましょう。過食を慎み、偏食を避けてバランスのとれた食事を心がけましょう。