地域がん診療連携拠点病院
当院は厚生労働省から、平成20年2月に「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けました。
これは、地域の医療機関と緊密な連携を図り、研修や情報提供を行うことにより、地域全体におけるがん医療水準の向上に質するため、診療・研修・情報提供体制の確保されている病院が指定されます。
当院は地域の中心的・指導的役割を担う、拠点病院として位置づけられており、当院の指定のポイントとしては、主に「緩和医療」「セカンドオピニオン等の医療相談体制」「がん登録等の情報提供体制」の3点が挙げられており、なかでも「緩和医療」については、本院の緩和ケアチーム等の取り組み方に高い評価をいただいております。
また、目に見えるかたちでセカンドオピニオン外来、患者サポート・医療連携室の設置、がん登録標準項目の登録を施しております。
その他、本院は、がん治療における実績、医療スタッフの人員・レベル、リニアック(放射線治療機器)等のハード面での整備状況等々を総合的に捉えてみても、城北・有明地区でも屈指の医療機器を備えた病院であると自負しており、専門的ながん医療を行う医師、看護師、薬剤師等を対象にした研修の実施や、情報提供症例相談や診療支援などをこれまで以上に積極的に行い、更なるがん診療機能の充実のため鋭意努力してまいります。
当院のがん診療
検診 | 健康管理センター (肺がん検診・乳がん検診・子宮がん検診・腫瘍マーカー) |
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診断 | 腫瘍マーカー(検査科:迅速検査部門) 画像診断(中央放射線部) 内視鏡検査(消化器内科、消化器病センター) 病理診断(検査科:病理検査部門) |
治療 | 手術療法 化学療法 放射線療法(中央放射線部) ※当院では、がんに対して手術療法、放射線療法、化学療法の単独あるいは、これらを組み合わせて、患者様に最も適した治療を行っております。 |
緩和医療 | 緩和ケアチーム |
統計資料 | 診療実績 |
熊本県におけるがんのPDCAサイクル
- 1.計画
- がんの医療提供体制整備のための計画立案
◆目標と評価指標の設定
・がん対策推進計画+アクションプラン
・現況報告データ
(がん診療連携拠点病院の指定要件)
※診療機能・診療実績等に関して、共通評価項目に基づいた自施設の目標・指標の設定
- 2.実行
- がん医療提供体制の整備
◆計画の実施
- 3.評価
- 計画の達成状況の評価・確認
◆拠点病院間での相互評価
・共通評価項目の達成状況
・相互評価後の自施設の評価結果の確認
- 4.改善
- 評価に基づく改善
◆計画の継続、変更について検討
◆熊本県がん診療連携協議会へ報告
・関係者間での情報共有