脳卒中急性期拠点医療機関
当院は、熊本県より「脳卒中」診療の拠点病院に指定されています。県北では唯一の拠点病院です。日本の3大死因の一つである脳卒中は、短時間の間に症状の悪化を招く事が多く、一刻も早い緊急治療が必要です。
当院では、年間約300名程の脳卒中の患者さんを治療しています。荒尾市は勿論ですが玉名市や周辺地域より、救急患者さんを常時受け入れております。脳卒中が疑われた場合は、24時間、いつでもCTスキャンやMRIによる緊急検査を実施しております。治療法としては、薬物による治療(内科的治療)と手術による治療(外科治療) があり、脳卒中の種類、症状の程度、年齢などを考慮して迅速な方針決定を行い、早期治療を開始いたします。
また、当院は、日本脳神経外科学会の専門医研修病院および日本脳卒中学会の教育病院に指定されています。専門的に訓練された看護師のいる集中治療室で、他の診療科医師との十分な連携を保ちながら、きめ細かい治療を実施しています。
リハビリテーションについては、入院当日あるいは翌日から開始する、超早期リハビリテーションを行っています。医師、看護師、リハビリスタッフが共同歩調をとりながら、脳卒中という思いもかけない疾病で精神的ショック状態にある患者さんやご家族を励ましながら、希望の持てる入院生活ができるように支援していきたいと考えております。