インフルエンザウイルス感染症の予防には、ワクチンによる予防接種が有効ですが、通常、治療に使用する抗インフルエンザ薬を予防的に服用する「予防投与」という方法があります。
予防投与は、インフルエンザ患者さんとの接触から48時間以内に抗インフルエンザ薬の服用を開始するもので、希望者に対して実施しますが、あらかじめ対象者が定められている点や保険適用の無い自由診療になる点などの条件があります。
対象者
対象者は、原則、下記の条件に当てはまる方です。
原則 | ||
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ア | 高齢者(65歳以上) | ※予防投与は、左記のインフルエンザ患者さんと同居している方や共同生活をしている方が対象になります。 |
イ | 慢性呼吸器疾患または慢性心疾患患者 | |
ウ | 代謝性疾患患者(糖尿病等) | |
エ | 腎機能障害患者 |
投与薬剤
薬剤名 | 金額 | ||
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ア | イナビル吸入粉末剤20mg | 1処方につき | 5,610円 |
イ | タミフルカプセル75 | 1処方につき | 3,380円 |
ウ | タミフルドライシロップ3% | 1処方につき | 2,500円 |
エ | オセルタミビル75mg | 1処方につき | 2,060円 |
オ | オセルタミビルドライシロップ3mg | 1処方につき | 1,730円 |
カ | ゾフルーザ20mg 4錠 | 1処方につき | 11,580円 |
キ | ゾフルーザ20mg 2錠 | 1処方につき | 6,220円 |
カ | ゾフルーザ20mg 1錠 | 1処方につき | 3,530円 |