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健康づくり

インフルエンザの話

呼吸器内科 宮島 真史

インフルエンザとは

インフルエンザという名前のウイルスによる病気です。だいたい2~3年ごとに流行しており、最近では、平成7年、平成11年に大きな流行がありました。昨年と一昨年は大きな流行はなく、今年は流行する可能性があります。例年11月頃より発生し、1月から2月にかけてが最も多い時期です。

インフルエンザと風邪の違い

風邪は、風邪ウイルス(何種類かあります)により起こります。普通の風邪であれば、のどの痛み、鼻水、くしゃみ、咳などが中心であまり高い熱がでることもありません。インフルエンザの場合は、突然の発症、39℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が強く同時に風邪のような症状もあります。

インフルエンザが需要な理由

インフルエンザがこれほど騒がれる理由は、感染力が強く、大流行しやすいということ、高齢者や、慢性疾患(心臓病、肝臓病、呼吸器の病気、糖尿病、腎臓病など)を持つ人は、重症化しやすく死亡率も高くなることなどです。高い熱がでて、身体のあちこちが痛くなると、きつくて食事もとれなくなり、すぐ脱水になってしまいます。そうなるとますます抵抗力が落ちて、他のバイ菌にかかりやすくなり、肺炎を合併し、重篤になります。かからないようにすることが大事です。

予防法

インフルエンザは、かかった人の咳などで空気中にばらまかれたウイルスを吸い込むことによって感染します。風邪の予防と併せて、人混みを避け、うがいや手洗いを行いましょう。一番の基本は、流行前に予防接種を受けることです。かからなくなるわけではありませんが重症化することなく、早くよくなります。効果が出るまでに2週間かかり、約5ヶ月間は持続します。

治療法

現在はインフルエンザに対する特効薬があります。症状がでてから2日以内に飲むと軽くて済み早く治ります。何日もたってからでは効き目がありません。突然の39℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛等の症状がでたら、すぐにでもかかりつけ医あるいは、近くの先生にかかりましょう。