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新病院の設計においてZEB Oriented の認証を取得しました

概要

 荒尾市民病院新病院建設の設計において、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS(ベルス))の「ZEB」の認証を、公表されている20,000㎡以上の病院において、全国で2番目、九州圏内で初めて取得しました。
 認証日:2021年3月31日
 認証ランク:ZEB Oriented(ZEBランクの一つ)
 設計一次エネルギー(※1)削減量:1,321 MJ/(㎡・年)(省エネ基準値(※2)より38%削減
 ※1 石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料や、水力、太陽光など自然から得られるエネルギー
 ※2 省エネ基準2,151 MJ/(㎡・年)

趣旨・目的

 荒尾市では「2050年までにCO2実質ゼロ」にすることを宣言し、市全体でのCO2削減による地球温暖化防止を推進しています。新病院建設においても、地球温暖化対策として、省エネの建物をつくることに加え、創エネによる環境負荷の軽減を図る取組みとして「ZEB認証」を目指したものです。

 今回の新病院の設計においては、高効率・高性能な省エネルギー技術により、従来の標準的な建物に対して、必要な一次エネルギー消費量を約26%削減するとともに、エネルギー利用効率化設備(ガスコージェネレーションシステム)を整備することで、トータル38%の削減を実現し、「ZEB Oriented」の認証を取得しました。
 ZEB認証を目指すメリットについては、①光熱費の削減、②快適性・生産性の向上、③不動産価値の向上、④持続継続性の向上が挙げられます。
 なお、ZEB認証については、通常オフィスビルなどで取得が進んでいますが、24時間稼働し、エネルギー消費量の大きい急性期病院ではかなりハードルの高いものです。(社)住宅性能評価・表示協会にて公表されているZEB認証を受けた病院において、延床面積20,000㎡以上の施設では、当院が全国で2番目、九州圏内では初めてとなっています。

 新病院の開院後には、荒尾市民病院が環境負荷の軽減に向け、医療施設のトップランナーとして、地球温暖化対策にも取り組んでいきます。ZEBEvaliation1.jpg

(参考資料)

 ZEBとは、Net Zero Energy Buildingの略称で、「ゼブ」と呼びます。ZEBは快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことで、エネルギー削減の程度等により、ZEB、Nearly ZEB、ZEB Ready、ZEB Orientedの4段階が定義されています。
 建物は人が活動する場であるため、エネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、省エネで使う量を減らし、創エネによって使う分のエネルギーをつくることで、エネルギーの消費量を正味(ネット)でゼロにすることを目的としています。

ZEB_Description.jpg

出典:環境省ホームページ