生理検査室では、心電図検査、肺機能検査、脳波検査、ABI検査、電気生理検査、エコー検査全般(健診エコー、臨床腹部、頚部血管、深部静脈血栓症(DVT)、乳腺、甲状腺、表在、心臓エコー)等を1箇所で行っています。いずれの検査の場合も10番生理検査室受付へお越しください。
臨床腹部エコー検査は、患者様が腹痛、体重減少、食欲不振、吐気など様々な症状で受診される時の第一選択肢の検査として行われます。また、各種肝炎や胆石等の定期フォロー、腫瘍の有無、転移の有無など患者様の病態に応じて施行されます。当臨床腹部エコーでは、医師の依頼部位はもちろんのこと、各上腹部臓器の他、胃・大腸小腸などの消化管、膀胱、前立腺、子宮まで腹部全域を充分な時間をかけ(患者様の苦痛にならない範囲で)見落としのないよう真摯に検査しております。
通常は予約制ですが当日の依頼も常時受け付けています。但し、当日の場合はお待ちいただくこともございますのでご了承ください。また多数の検査を1箇所で行うため、検査の種類や部位の違いにより順番が前後する場合もございますので予めご了承ください。ご不明な点などございましたら受付にお気軽にお尋ねください。
現在は、臨床検査技師8名(乳腺は女性5名)が曜日毎に担当しています。うち認定技師4名、複数の認定を持つ技師も多数おります。患者様の不安、苦痛を少しでも軽減できる様に頑張っております。
使用機種:GE社:Vivid95、Vivid90、 Canon:Aplio400、Aplioαverifia、Aplio i700
- 超音波検査士(心臓3名)(体表1名)(消化器2名)(泌尿器2名)(健診2名)
- 認定心電図専門士(1名) 2級循環生理学(2名)
1.心電図検査
胸部と両手両足に電極を付け、心臓の動きを電気的な波形に現わし記録して、心臓の状態を把握する検査です。不整脈や狭心症の診断に有用な検査です。
2.肺機能検査
-
息を吸ったり、吐いたりして、肺の能力を調べる検査です。喘息など肺の病気が疑われる時などに行われる検査です。
3.トレッドミル検査
-
心電図と血圧計を付け、 ベルトコンベアーの上を歩き運動をしながら心電図や血圧の変化をみていく検査です。心臓の血管が狭窄されていないか、不整脈が誘発されないか、などがわかる検査です。
4.エコー検査
-
エコー検査とは、超音波(人の耳では聞き取れない高い周波数の音波)を用いて各臓器の形態や血液の流れをリアルタイムに観察します。体表にゼリーを塗り、プローブと呼ばれる装置をあてて検査します。痛みがなく、体への影響がないため、何度でも繰り返し検査することが可能です。
当エコー検査室では、腹部、心臓、乳腺、甲状腺、表在、頸動脈、下肢動脈・静脈等の検査を行っています。検査時間は検査部位により異なります。腹部エコー検査では食事制限の必要があります。
5.ABI(足関節上腕血圧比)検査・PWV(脈波伝搬速度)検査
-
寝た状態で両腕両足の血圧を測定し、動脈硬化の程度を調べます。
動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気の原因となりますが、初めのうちは自覚症状がありません。検査を受けて、早期発見・早期治療に努めましょう。
6.脳波検査
意識消失や痙攣発作などの原因を調べる検査です。
頭に電極を装着し、暗室で寝て行います。
安静時と光刺激、過呼吸による負荷をかけて検査しています。
生理検査内容一覧
- 心電図検査
- 肺機能検査
- 24時間ホルター心電図検査
- 24時間血圧計付ホルター型心電図検査
- 1週間ホルター心電図検査
- トレッドミル検査(運動負荷検査)
- 簡易聴力検査
- 睡眠時無呼吸検査
- 腹部エコー検査
- 乳腺エコー検査
- 深部静脈エコー検査
- 甲状腺エコー検査
- 表在エコー検査
- 心臓エコー検査
- 腎動脈エコー検査
- 頚部血管エコー検査
- 下肢動脈エコー検査
- 電気生理検査(神経伝導速度検査・針筋電図)
- ABI検査(動脈硬化・下肢動脈閉塞等の検査)
- SPP検査(皮膚灌流圧測定検査)
- 聴性脳幹反応検査
- 術中経頭蓋刺激検査
- 脳波検査