当院での救急医療への支障を防ぐため、時間外・休日の電話は自動音声対応となっております。

受付時間(平日) [新規]8:30~11:00 [再来]8:30~11:30 診療時間:9:00~

当院での救急医療への支障を防ぐため、時間外・休日の電話は自動音声対応となっております。

HOME診療科・部門放射線技術科X線CT検査

診療科・部門

X線CT検査

装置紹介

  • 一般外来・病棟患者用

    一般外来・病棟患者用:320列 Area Detector CT (Canon Medical 社製:Aquilion ONE / PRISM Edition)

  • 一般外来・病棟患者用

    一般外来・病棟患者用:MDCT_64列(Philips社製_Brilliance 64)

  • 救急外来・HCU患者用

    救急外来・HCU患者用:MDCT_80列(CanonMedical社製_Aquilion Lightning Helios Edition)

検査説明

人体を透過してきたX線をコンピュータで処理し、人体を輪切りにした画像を描く検査方法です。
人体の断層像が瞬時に描出できるので、救急医療や最新医療では必要不可欠な検査法となっています。
今後のCT検査は装置の高性能化に伴い、呼吸停止時間や造影剤量の軽減化を図ることができ、患者様の負担は減少していくことが考えられます。
今回増設したCTは、Canon Medical社製のAquilion ONE / PRISM Edition (320列ADCT)です。
新しいCT導入により当院のCT検査体制は一般・入院患者用CTが2台、救急患者用CTが1台の計3台体制となりました。
新しい一般外来・入院患者用CTの特徴として、既存のCT装置(64列MDCT)に比べ、X線の検出器幅が160mmと大幅に拡大され、心臓や頭部の1回転撮影が可能となりました。これにより撮像時間の短縮や造影検査における、造影剤量の減量が可能となり、より患者様の身体的負担を減らした検査を行うことが出来るようになりました。

新しいCT(Aquilion ONE / PRISM Edition)の特徴

1. 撮影速度の高速化による、患者様の息止め負担の大幅な低減が可能に
撮影速度が大幅に高速化されました。従来装置では胸部~腹部まで15秒近くかかっていた撮影時間が、約4秒となり患者様の息止め時間が大幅に短縮され、より安全かつ患者様にやさしい検査を実現できるようになりました。

2. 難易度の高い心臓CT撮影を容易に行うことが可能に
1回転で160mmの範囲を撮影することができ、心臓全体(約120mm)をカバーすることが可能になりました。一瞬で撮影を行うことが出来るので、様々な状態の患者様において心臓CTを行うことが出来るようになりました。

3. 最新・最先端の被ばく低減機能を搭載
逐次近似画像再構成法「FIRST」に加え、Deep Learning技術を用い画像再構成法である「AiCE」が搭載され、被ばくの低減はもちろんのこと、画質が向上し、高画質・低侵襲を両立した検査が可能になりました。

4. 患者様がより安全に検査できる環境
患者様に寝て頂く寝台の幅が400mmから470mmに拡大されたことで患者様が安心して寝台に横たわり、かつ車椅子からの移動もスムーズに行える、より安全に配慮した検査環境が提供できるようになりました。

5. Dual Energy 技術の導入
最新技術であるDual Energy技術が搭載されました。これにより、従来のCT画像と比べ、コントラストの向上などの 画質の改善効果が得られるほか、様々な物質の弁別が可能となるなど検査の幅が広がりました。

救急外来・HCU患者用CTの特徴

従来のCT装置(16列MDCT)に比べ、X線の検出器幅が広くなり、より短時間で撮影が可能となりました。
このため、短時間ながらも広範囲の検査が行え、患者様の身体的負担低減につながります。

  • 被ばく提言機能が搭載され、従来と比較し、30%程度被ばく線量の低減が可能となります。
  • 検出器の増加(80列)になり、従来の半分以下の高速撮影が可能となります。
    ※胸部で4秒、全身なら15秒で撮影可能です。
  • 検出器のサイズ幅が、1.5(mm)から0.5(mm)となり高分解能、高精細画像が得られます
  • 装置の開口が780(mm)、最低寝台高さ312(mm)となり、従来と比較し圧迫感の低減、患者様の 装置へ移動する際の身体的負担低減になりました。
  • 人工関節や人工義歯など金属置換された部位に対しての検査でも、金属アーチファクト(ノイズ)を低減し、画像を劇的に改善可能となります。

今回導入された高性能の80列CTは、一刻を争う救急医療において医師の正確な診断を支援し、 患者様の治療にお役に立てる装置となります。

臨床症例

我々放射線技術科では、最良の画像の提供を目指し、画像情報の管理、装置の精度管理を行い、患者さまの被ばくの低減化に努めています。

心臓バイパス術後

臓器を任意方向から立体的に観察することができ、診断や手術に非常に有用です。

Coronary CT
CoronaryCT.gif

脳動脈瘤

117(1-37).gif

116(1-19).gif

肺動静脈瘻

102(1-12).gif

大腸CT

100(1-19).gif

閉塞性動脈硬化症(ASO)

109(1-19).gif

手指骨骨折

104(1-22).gif

フッター