装置紹介
救急外来撮影室(島津製作所社製 Radspeed Pro)
FPDシステム(CALNEO Smart)
FUJIFILM MEDICAL SYSTEMS社製
Console Advance
FUJIFILM MEDICAL社製 AQRO
島津製作所社製 MobileArt Evolution
装置の特徴
新病院では一部装置更新が行われ、X線装置に関しては3室すべて島津製作所社製の「Radspeed Pro」となりました。またすべての検出器がFUJI FILM MEDICAL SYSTEMS社製のFPDシステム(CALNEO Smart)となりました。
FPD(Flat Panel Detector)システムは従来のCR(Computed Radiography)システムと比較してより少ない線量で同等の画像を取得できるシステムであり、これにより検査時の照射線量が約10~50%程度低減可能となり、患者様の被ばく線量を低減できるようになりました。
また最新の画像処理技術の導入により画質も向上し、従来と比較してより診断価値の高い検査が行えるようになりました。従来のCRシステムと比較してFPDシステムでは、X線を照射すると瞬時に画像が作成され、また次の画像もそのまま同じパネルで撮影できるため撮影のたびにフィルム交換の必要がなくなりました。これにより患者様の負担が軽減され、検査全体にかかる時間は短くなりました。
また病棟や手術室などで使用できるような移動型のポータブル(回診用X線)撮影装置も備えており、これを使用して病棟や手術室で撮影する際も同様にFPDを使用して撮影を行っています。
検査説明
X線一般撮影(レントゲン撮影)とは、X線照射により人体を透過したX線を検出器で取得しコンピュータ処理することで画像化する検査です。主に骨や軟部組織、血管、各臓器、そのほか液体・気体などのX線透過率の差を濃淡にして画像化しています。二次元(平面)画像であるため撮影目的によっては様々な方向から撮影することもあります。
新病院では救急撮影室を含め撮影室が3室あり、胸部や腹部などの体幹部領域から頭頸部、四肢など、全身のレントゲン検査を行っています。
臨床症例
胸部
胸部 2方向(ペースメーカ挿入例)
腰椎 2方向
股関節 2方向(両側術後症例)
手関節 2方向(橈骨遠位端骨折術後症例)
足趾骨 2方向